魂が成長すれば正しいことが変わる。|2月23日
お寺に鹿が入りこみ、芝を食べてしまったとします。お坊さんは弟子に「鹿を叩き出せ」と命令します。弟子は「芝くらい食べてもいいのでは?」と思うかもしれませんが、お坊さんは意地悪で命じたワケじゃないんです。「鹿が人家に出たら猟師さんに殺されてしまう、だからその前に山に帰したほうがいい」と考えたからなんですね。一度痛い目に遭って二度と里へ戻らないよう仕向けたのです。空腹の鹿に食べ物を与えたいと思うのも”愛”処分されないように追い出すのも”愛”。一見、厳しい処置に見えても、それが深い愛につながることもある。魂が成長すれば、正しいことも変わるんです。
『一日一語 斎藤一人三六六のメッセージ』 61ページより